【自作PC】超初心者でも出来た!自作PCの作り方【解説編】

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はじめに

私は、つい3か月前から自作PCというものを始めた超絶初心者です。PCについても全く無知で、仕組みやパーツの名前すらも一ミリも知らない程の初心者でした。もとから使っていたPCが壊れてしまい、新しいPCが欲しいと思っていましたが、新しくPCを買うお金も無いというときに、自作PCを作るという方法を見つけ、いざ実践してみました。

自作PCとなると、やはり「難しい」「失敗しそう」というイメージが強く、いざやるとなるとかなり勇気が必要でした。しかし、割とやってみると思っていたよりも簡単というか、意外とできるもんだなぁと思いました。なので、PCついて全く詳しくない人でも出来る人は多いと思います。

私の記事では、自作PCの作り方を【解説編】、【パーツ選び編】、そして【実践編】に分けて丁寧に解説していきます。今回の解説編では、PCを組むメリット、組むのに必要なもの、その役割などを解説していきます。

パソコンを自作した方がいい理由

 近頃、コロナの影響により家にいる時間が増えており、仕事をリモートで行ったり、ゲームをしたいと思っている人も多いと思います。家で仕事やゲームをするうえで必須なのが、「パソコン」です

 パソコンが一つあれば、仕事やゲームはもちろん、動画視聴やネットサーフィンなど出来ることがかなり増えてきて生活が充実していきます

 しかし、実はコロナ禍の影響によってPCが高騰しているというのが現状です。世界的にパソコンを使う人が増えているせいでしょう。

 ですが、「それでもパソコンを欲しい。でもそんなもの買うお金なんて無い!」という人もいるでしょう。特に中高生はお金がない人も多い為買うことは難しいと思います。

 

 そんな人にオススメなのが、「パソコンを自作する」ことです。

新品で出来上がっているパソコンを買うには、仕事用なら最低でも6~8万円、ゲーム用ならFPSをプレイするとなると10~15万以上はかかってしまうのが現状です。そのお金を調達するのは学生にとってはほとんど無理に等しいでしょう。

しかし、自作することによって費用を抑えることが出来ます。仕事用なら3~4万円で作ることもできますし、ゲーム用なら頑張れば6~7万円でゲーミングPCを作ることもできます!この値段ならおそらく学生でもお年玉などで手を出せる人もいるかと思います。

また、こちらの値段は新品のパーツを使って自作するという話で、中古やジャンクパーツを使えばゲーム用ですら5万円以下に抑えることも出来ます!!しかしこちらは初心者にはリスクが大きかったり、パーツを集めるのが困難なため、ある程度知識をつけてからの方がオススメです

■coment■
私が今メインで使っているPCも、自作で6万円で作ったものです!
 

自作するにあったって必要な物

PCパーツ

絶対ないといけないもの

・CPU

マザーボード

・PCケース

・電源ユニット

・メモリ

・HDD(SSD)

あった方がいいもの

・CPUクーラー

・CPUグリス

・グラフィックボード(GPU)

光学ドライブ

・OS

工具

・プラスドライバー

・ペンチ

・ゴム手袋

・LEDライト

パーツの説明

CPUについて

 

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CPUとは、人間でいう脳の部分であり、このパーツがないとそもそもPCが動きません。このCPUの性能が良ければよいほど、PCの性能が上がるといってもいいと思います。

CPUには、大体2種類に分かれており、AMDのCPUと、INTELのCPUです。このAMDINTELとは、CPUを作っている会社の事で、この二つのどちらのCPUを選ぶかでほかのパーツもどれを選ぶかが変わってきます。なので、PCのパーツ選びの際にはまず最初にCPUを選ぶようにしましょう。

 

マザーボードについて

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マザーボードとは、様々なパーツを取り付ける「基盤」の事で、こちらも必須のパーツとなります。マザーボードに他のメモリやCPUを取り付けたり、様々なケーブルを繋げたりしてそれぞれのパーツを使えるようにしていきます。

このマザーボードには主に3種類の大きさがあり、ATXMicroATXMini-ITXの三種類があります。一番大きいのがATX、一番小さいのがMini-ITXで、その中間となるのがMicroATXとなっております。この三つの違いは、「拡張性」であり、パーツを取り付けられる多さが違います。なので、本気でいいPCを組みたい人はATXマザーボードを、最低限でできるだけコンパクトなPCを組みたい人はMini-ITXマザーボードを選びます。しかし、ゲームや仕事をするには大体はMicroATXで十分だと思います。

 

PCケースについて

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PCケースとは、マザーボードなどのパーツを組み付ける箱の事で、これによってしっかりとした見た目のPCを作ることが出来ます。

このPCケースにも主な大きさは4つあり、フルタワー型、ミドルタワー型、ミニタワー型、そしてスリムタワー型です。

一番大きいのがフルタワーで小さいのがスリムタワーになっております。最も一般的で、ほとんどの人が使っているのは二つ目のミドルタワー型で、大体の人はこちらのPCケースを買っておけば十分かと思います。フルタワーは、かなり大きく、スペースをとってしまいますが、様々なパーツを組み込めるため、最高の性能でゲームをプレイしたい人などにはオススメです

ミニタワー、スリムタワーは、性能よりもコンパクトさ重視で小さなケースになっています。ネットサーフィンや動画視聴など最低限の利用しかしないという人はこちらでも大丈夫かと思います。

 

電源ユニットについて

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電源ユニットとは、その名の通りPCの電源部分であり、PCに電気を供給する大事なパーツです。こちらは少しややこしく、色々な種類があり選ぶのが大変です

電源ユニットで大事なのは、電気の強さを表す「W(ワット)」です。こちらは、ゲームをするには大体600W~700Wあればよいゲームができます。仕事用なら450W~500Wあれば十分だと思われます。逆に、じゃあ数字が高ければ高いほどいいというわけでもなく、必要以上の性能のものを使うと、無駄に電気を食われたりするので一番自分の用途にあった量を選びましょう。

そして電源ユニットにはワット以外にも「変換効率」というものがあり、こちらはSTANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMの6段階あります。

こちらは簡単に言うと、電気を流す速さを表すもので、STANDARDが一番遅くTITANIUMが一番早いという感じになっています。これは私の個人的な意見なのですが、その用途であってもSTANDARDとBLONZEはあまり良くなく、SILVER以上のものを買っておけば間違いないかと思います。

 

メモリについて

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メモリとは、簡単に言うと「机」のようなもので、この机が小さいと作業をする際に狭く、あまり効率よく作業ができませんが、この机が大きいと広々と使えるため効率よく作業ができます。これと同じで、メモリの容量が大きければ大きいほど作業効率があがります

メモリにもいくつか種類があります。しかしメモリに関してはそこまで個体によって性能が変わるわけではありません。ですが、メモリには互換性というものがあり、メモリは「DDR3」や「DDR4」等と、色々な種類があります。これはマザーボードのメモリスロットの形によって刺せる種類が違います。しかし、マザーボードの購入画面などには基本的に書かれているため、その数字と同じものを買うようにしましょう。

そして容量の話ですが、ゲームや仕事をするには大体8GBは最低でも欲しいです。ただしそれでも足りない場合もあるので、16GBあれば不自由なく使えると思います。

そしてもう一つ、枚数の話です。マザーボードにはメモリを複数枚刺すことが出来ます。一般的には「二枚刺し」と言って、メモリを二枚刺すことによって一枚だけの時よりも効率が上がるようになります。ネットやショップでは二枚セットで売っていることが多く、値段も一枚のよりも安いので、二枚セットを買うようにしましょう。

 

HDD(SSD)について

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このHDDとSSDは、ストレージといって「タンス」のような役割です。データをストレージに保管することでソフトやアプリを使うことができます。

ストレージはHDDとSSDの二種類があり、どちらもストレージで役割は同じですが、SSDの方がHDDよりも性能が良いです。しかしその分値段が高くなっております。高性能なPCを使いたい人はSSDを、安くてたくさん保存できるPCを使いたい人はHDDを使えばいいと思います。また、SSDとHDDを両用することも可能なので、快適に使いたいデータはSSDに、それ以外はHDDに保存するようにして使い分けて値段を抑えてもいいかと思います。

ストレージの容量は、あればあれだけいいのですが、それだけ値段が上がってくるため、あれば十分だと思われるのは、1TBあれば大体は行けると思います。一番コスパがいいのは、HDDを1TB、SSDを256GBで組めばコスパよく、不自由なく使えると思います。

 

CPUクーラーについて

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CPUを使用すると、発熱をします。発熱状態が続くと、PCが誤作動を起こしたり最悪、突然落ちたりすることがあります。そのようなことが起きないようにするために必要なのがCPUクーラーです。これは、その名の通りCPUを冷やすためのものになっています。

クーラーにも大まかに二種類の形があり、「空冷型」と「水冷型」の二つです。空冷型は、アルミや銅でできたヒートシンクというところにCPUの熱を移し、ファンで熱を放って冷やすタイプのクーラーです。水冷型は、クーラントという液体に熱を移してそれをファンで放熱するタイプのクーラーです。性能としては水冷型の方が冷却しやすいですが、値段が空冷型と比べてかなり高く、また液体を使うために水漏れを起こした際に他のパーツを壊してしまうリスクがあります。空冷は、水冷と比べてサイズが大きい為ミニタワーやスリムタワーのPCケースを使うと入れることが出来ない可能性がありますが、値段が安く、リスクもあまりない為初心者の方にはこちらを圧倒的にオススメします。

こちらの選び方ですが、CPUの時に説明したINTEL」か「AMDによって買うものも変わります。購入画面の説明欄などに「INTEL対応」や「AMD対応」などと書かれているので、それを参考に購入してください。

ですが、実は新品のCPUを購入するとクーラーも付属でついてくるため、こだわりのない方は別途で購入しなくても付属のクーラーでよいと思います。

 

CPUグリスについて

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CPUグリスとは、CPUの熱をCPUクーラーに伝えるためのものです。CPUにグリスを塗り、その上にクーラーを置くことで熱をクーラーから放出することができるようになります。

クーラーを単体で購入する場合は、グリスも付属でついてくることが多いので購入をわざわざする必要はありませんが、CPU付属クーラーを使う場合はついてこないので、別途で購入しましょう。

グリスには大きく分けて三種類あり、「シリコングリス」「シルバーグリス」「ダイヤモンドグリス」の三種類があります。ダイヤモンドグリスが値段は高いですが一番熱伝導率が良くて性能は良いです。しかし私は正直どれも変わらないと思っているので一番安いシリコングリスでよいと思います。

 

グラフィックボード(GPU)について

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このグラフィックボードとは、別名「ビデオボード」「グラフィックカード」「GPU」等といろいろな呼び名がありますが、すべて同じなので気にしなくて良いです。

このパーツは、別に無くてもPCを使うことはできますが、あるとPCの処理速度が段違いに変わり、快適に操作ができます。特に、FPSゲームなどの3Dゲームをやりたい人はほぼ必須といっても過言ではありません。

CPUには、一部を除いて内蔵GPUというものが内蔵されているため、性能はあまり良くないですが、最低限のゲームならプレイすることが出来ます。グラフィックボードは、コロナ禍において最も価格が高騰しているパーツです。なので、低予算で押さえたい人は内蔵グラフィックを利用し、価格が落ち着いてから導入するのがいいかもしれません。しかし、「どうしてもFPSゲームを快適にプレイしたい!」という人は、メルカリやハードオフなどで中古で購入したりするのもいいと思います。

 

光学ドライブについて

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光学ドライブとは、DVDやCD、ブルーレイを見るのに必要なものです。これがあればDVDなどをPCで見ることが出来たり、ディスクのソフトをPCにインストールしたりすることが出来ます。これはなくても別にPCを使うことはできますが、かなり安価で手に入れることが出来るので、ついでに導入しておいて損はありません。

こちらですが、正直どの光学ドライブを選んでも変わらないので、見るといえばケースとDVDドライブとの色合いの相性くらいです。

 

OSについて

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OSは、主にWindowsを使用することが出来るようにするためのものです。Windowsが無ければPCを利用することができませんが、自分がもとからWindowsのPCを持っていたり、友達や知り合いがもっていればコピーをしてWindowsを利用することが可能になるため、別に買わなくてもいい場合もあります。しかし、コピーのWindowsを利用すると画面の右下に文字が出てしまいます。気にならない人は気になりませんが、これが嫌な人は製品版を買うようにしましょう。

 

工具について

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自作PCといえば、かなり専門的な工具が必要だというイメージがありますが、実はそんなもの全く必要なく、プラスドライバーとペンチがあれば十分です。後はLEDライトがあればケース内の暗い所を照らして作業がしやすくなったりします。

ゴム手袋ですが、マザーボードを触る際に静電気が起きてしまうことがあります。その静電気によってマザーボードがショートしてしまい、壊れてしまう可能性があります。なので、安全に組み立てを行いたい人はつけた方がいいかもですが、作業がやりにくかったりとして失敗する可能性もあるので、組み立てを行う前に大きな金属(ドアノブなど)を1分ほど触り、体から電気を放電して静電気を起こさないようにすれば手袋なしでも安全に作業することができます。

 

 

以上でパーツの解説については終わります。PCの実際の組み方については別の記事で解説いたしますので、そちらをご覧ください。では!